■ 便利なソフトウェア ■

EAC(Exact Audio Copy)
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音楽CDの音声データをwav形式などのデータに変換することをリッピングと言います。
何はともあれ、レンタルCD店で借りてきた音楽CDをHDDにリッピングする必要がありますが、、、
EACは、リッピングの定番フリーソフトで、コレ以上の機能・性能のモノは知りません。

Audacity
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wav形式の音声データ(CDからHDDにリッピングしたデータ等)を編集する定番フリーソフトです。
複数のデータを統合したり、分割したり、フェードイン、フェードアウト、ノイズカット、波形編集、、、
考え得るあらゆる音声編集作業を行えます。

Audition
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Audacityに音楽アルバム制作機能を加えたような、強力なプロ用ツールです。
Adobe社の有償ソフトですが、CS2版ダウンロード処置のおかげで、誰でも無償でダウンロードでき、
この優秀なプロ用ツールを含め本来なら総額50万円を超えるソフトウェアを利用できます。
(Illustrator、Photoshop、Acrobat Pro、AfterEffect、Golive、Indesign、Premiere 〜)

名盤の誉れ高い1958年録音のRichter版マタイ受難曲に我慢のならないクリップが1箇所あり、
Auditionの波形編集機能を使って「美しい山」に修正しました。

クリップとは、録音マイクの入力レベルが限界を超えて音割れする状態をさす言葉でした。
声楽では、意外にもバリトンやアルトの録音でよく起こります。
2つのCDを聴いた時、音量が少し大きいCDのほうが「音が良い」と錯覚し易いという統計があり、、、
音楽CDをヘッドホンやイヤホンで聴く人が増えたので、その傾向に拍車がかかり、、、
CDの音源制作過程で、入力ゲインを目一杯に上げて詰め込む「素人騙し」が蔓延しました。

音楽の良し悪しとCD製作の良し悪しは、全く別です、、、
残念なことに、宇多田ヒカルのCDなどは、最初から最後までクリップの塊ですが、
EgoWrappinや、BeatlesのCDには、殆どのアルバムにクリップがありません。

次の2つの音声波形を比べれば一目瞭然です。
先ず、最も洗練された音源でもある、Beatlesのwhite Albumから、最も喧しいHelter Skelter ですが、
最初から最後まで波形の上下に黒い余白がたっぷり有り、入力ゲインに余裕があります。

Beatles_White Album_Disc2_06_Helter Skelter
Helter_Skelter.jpg

次に、私の好きな福原美穂の「雪の光」ですが、、、
波形全体の半分くらいが、天井と底につかえてしまってます。
こんなCDを堂々と販売するメーカーって、音楽をいったい何だと考えてるんでしょうね、、、

Fukuhara_Miho_ Rainbow (Sony) - 04_YukinoHikari
Fukuhara_Miho.jpg

どんなに喧しいハードロックでも、ちゃんと創られた音源にはクリップがありません。
逆に、美しいメロディーが売りの音源でも、クリップだらけのCDが結構あります。
このあたりは、レーベルの問題なのか、音源制作会社の問題なのかわかりませんが、
子供にCDを聴かせる場合は、クリップの無い(脳にストレスの無い)音源を選ぶほうが無難でしょうね。

波形を見なくても、音楽CDにクリップが有るか無いか、簡単に聴き分ける(見分ける)方法は、、、
WFP4Expでwavを再生すると、最初に音源全体のクリップ数が表示されます(ゼロなら正常)。
AudacityやAuditionで再生すると、波形が天井につかえ、入力ゲインが0dbを越えて赤色になります。
その他の音楽再生ソフトでも、(出力でなく)入力レベル・メーターが備わっていれば確認できます。

私ごとで恐縮ですが、、、
娘が結婚式と披露宴をするホテルは結構自由にいろんなことをさせてもらえるところで、
娘の希望もあり、披露宴の進行に合わせたBGMのCD-ROMは私が制作しました。
CD-ROMのパッケージ、進行表とBGMの一覧、CD-ROMの3点セットで、
パッケージ類作成はIllustratorとPhotoshop、音量調節と効果はAdobe Auditionを使いました。

当日(2011年)の写真ですが、どなたか軟弱モン(右端)の嫁さんになってくれませんかね〜
Nob_Ami_Sei.jpg

以下が、当日のBGM一覧です。

<歓談>
01 As Time Goes By (Eddie Higgins Trio)
02 My Foolish Heart (Bill Evans)
03 Detour Ahead (Bill Evans)
04 My Romance (Bill Evans)
05 Some Other Time (Bill Evans)
06 Milestones (Bill Evans)
07 Waltz For Debby (Bill Evans)
08 Detour Ahead t1(Bill Evans)
09 Detour Ahead t2 (Bill Evans)
10 My Romance t2 (Bill Evans)
11 I Love You Porgy (Bill Evans)
12 Come Rain Or Come Shine (Bill Evans)
13 Someday My Prince Will Come (Bill Evans)
14 When Will I Know You?(Hank Jones Trio)

<披露宴>
01 迎賓     Alice In Wonderland (Eddie Higgins Trio)
02 新郎新婦入場 真夏の夜の夢 (Mendelssohn)
03 乾杯     Waltz For Debby (Bill Evans)
04 ケーキ入刀  You Are Everything (Diana Ross & Marvin Gaye)
05 お色直し退場 Endless Love (Diana Ross & Lionel Richie)
06 色直し再入場 Can't Give You Anything But My Love (Stylistics)
07 お花贈呈   Honesty (Billy Joel)
08 退場     If We Hold On Together (Diana Ross)

<二次会(歓談)>
01 Blue Rondo a la Turk (Dave Brubeck)
02 Sometimes I’m Happy (Marcia Lopes)
03 You Make Me Brand Knew (Stylistics)
04 Thriller (Michael Jackson)
06 Smooth Criminal (Michael Jackson)
07 Bad (Michael Jackson)
08 Billie Jean (Michael Jackson)
09 Feata Imodesta (Marcia Lopes)
10 Kiss & Cry (宇多田ヒカル)
11 Stay Gold (宇多田ヒカル)
12 Don’t Let Me Be Lonely Tonight (Marcia Lopes)

<二次会(進行)>
01 Take Five (Dave Brubeck Quartet)
02 Lupin The Third (Pete Mack Jr)
03 Sixteen Bars (Stylistics)
04 Rock With You (Michael Jackson)
05 Goodbye Happiness (宇多田ヒカル)
06 Everytime We Say Goodbye (Marcia Lopes)
07 Love Squall (Sandra Hohn)


WFP4_Exp
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和田ラボさん製作の音楽再生ソフトで、録音現場ではモニター用のリファレンス的存在です。
Windows版では、Bughead_IBと並び飛び抜けて高音質です。
WFP4_Expは、ASIO、WASAPI などのドライバーを介さず、IOCSレベルで音声信号を処理しています。
再生できる音源データは wav形式ファイルのみで、圧縮音源などには対応していません。
プレイリスト、途中再生、音量調節、イコライザーなどの機能も省略されています。
playを押すと、音源データをCPUメモリーに読み込み(最高24bit/192Khzに)アップ・サンプリングします。
再生の直前、Source File Infomation の窓に、再生ファイル名、ビット深度、サンプリング周波数とともに、
クリッピング数(ゼロで正常)を表示します。
このあたりは、録音現場でモニターする際に必須なのだろうと思います。
24bit/192Khz の音源データを再生するには「封印を解く」必要があります。
和田ラボさんのサイトで手順が説明されていますが、ちょっと専門的なので、解説を加えました。

WFP4_Exp_Huuin.jpg

BugHead_IB

GOMPlayer

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WaveGene

WaveSpectra

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